「海へ還りたい」と言っていた故人。でも家族は寂しい——そんなときに考えたいこと
生前、故人が「最後は海へ散骨してほしい」と話していた。
しかし、実際にその時を迎えると、ご家族が「全部海へ還してしまうのは寂しい」と感じることがあります。
決しておかしなことではありません。
生前に聞いていた希望と、大切な人を失った後のご家族の気持ちは、必ずしも同じになるとは限らないからです。
こんなとき、「本人が希望していたのだから」と家族の気持ちを無理に押さえ込む必要はないと思います。
まずは、ご家族でゆっくり話してみることが大切です。
なぜ故人は海洋散骨を希望していたのか。
なぜ家族は寂しいと感じているのか。
その両方を考えてみると、別の方法が見えてくる場合があります。
例えば、ご遺骨の一部を海へ散骨し、一部を手元供養として残す方法もあります。
故人の希望を尊重することと、残されたご家族の心を大切にすること。
どちらか一方だけを選ばなければならないとは限りません。
供養とは、故人のためだけではなく、残されたご家族がこれから生きていくためのものでもあります。
みんなが少しずつ納得できる形を探す。
その話し合いそのものにも、大切な意味があるのではないでしょうか。




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